こんにちは!Hana母乳育児相談の野崎です。
前回、お乳にしこりができたお母さんが悩まれて診察に来られたブログを書きました。
その記事がこちら↓↓
今回は「お乳にしこりができて吸われることが辛い…」と悩んでおられるお母さんが、ご自身でもできる対処法をご紹介します♪
お乳のしこりができて辛い時に、お母さんが行えるセルフケアの対処法は?
授乳をしていて、突然お乳に急にしこりが出来てしまう時ってありますよね。
そんな時は、赤ちゃんにお乳を飲んでもらっても、メチャクチャ乳首が痛いし、お乳のしこりも痛い、とにかく授乳がつらい…という声をよく聞きます。
急につまりが出来てお困りのお母さんは、こんなセルフケアができるので、ぜひ試してみてください。
① お母さんの乳首に何が起きているの?
- 以前から流れの悪い乳管があり、その部分が狭くなったか、表面に膜が張ってしまった。
- 白くて固い物が、乳管につまっている。
- 白い「できもの」のようなものが出来てしまい、お乳が出てこない。
などの可能性があります。
こんな時には、特に赤ちゃんにお乳をしっかりと飲んでもらいましょうね!
しこりができた時の授乳時には、実は赤ちゃんがお母さんのためにやってくれていることがあるんです!
② 赤ちゃんが、お母さんのためにやってくれていること
- お乳が「なにか変だな?」と感じた赤ちゃんは、お乳を飲むときに、自然といつもとは違う飲み方を工夫します。
例えば、乳首を引っ張ったり、離したりして、お話ししながらお乳の異変をお母さんに教えて、何とかしよう!と赤ちゃんが全身を使って飲み方を工夫しています。
お母さんからすると「真面目に飲んでくれないじゃない!」と、勘違いしがちですが、赤ちゃんはお母さんに異変を気づかせようと頑張ってくれているので、何かあるかも?と気づけるといいですね。 - いつもと違う抱き方で赤ちゃんに飲ませると、母乳を飲み取ってくれることもあります。
抱き方のポイントもマスターしましょう!
(・いつもとは違う角度で抱っこする・フットボールを抱いて、片側を飲ませて、そのままスライドさせるなど)
抱き方が分からない場合は、野崎までご相談ください。 - 赤ちゃんが寝ぼけているときや、夜間にしっかり授乳するとしこりに効果があるときもあります。
③ しこりができたお母さんに出来ること
- 授乳の後に、乳首に保湿クリームを塗って、ラップで保護すると、傷ついた乳管が治りやすくなります。(Hanaでは蜜蝋クリームをご用意しています。)
- 授乳の前に、お母さんご自身でセルフケア(約1、2分)をして授乳をすると、乳首が柔らかくなって、痛みが和らぎます。
- 授乳後にしこりがある時には、ご自分でセルフケアのやり方で搾乳すると、お乳のつまりが取れる時もあります。
④ お母さんに気を付けて頂きたいこと
☆ お母さんと赤ちゃんでしこりが取れない時には、なるべくお早めに助産師のケアを受けてくださいね。
☆ しこりが出来て、2,3日経過すると、乳腺炎などに悪化するケースもありますので、絶対に注意してください。
(お母さんの生活されている環境や、ストレス、体力などにも左右されますのでご注意!)
※おひとりおひとり経過や状況は異なることがあります。
お知らせ
セルフケアの動画が、5月31日まで無料で、NPO法人BSケアHPで閲覧できますよ♪
NPO法人BSケア お母さんのセルフケアHana母乳育児相談でも、オンラインや電話、LINEなどで相談に乗っています。
お母さんおひとりで悩まず、何かあればお気軽に野崎まで相談にきてくださいね♡
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