皆さんこんにちは。Hana母乳育児相談の野崎です。
コロナの影響で、広島市安佐南区保健センターでお話させていただいている「私と赤ちゃんにぴったり合った卒乳・断乳のやり方」という大人気の講座が今、お休みになっています。
日常生活も徐々に解除されてきたので、早く復活して1人でも多くのお母さんにお伝えしていきたいですね!
さて今回は、「お乳をやめたいけどどうしたらいいの?」と1歳1か月のお子さんを育てておられる35歳のお母さんが来院されたときのおはなしです。
夜の授乳の回数が多く、ゆっくり夜眠れない日々が続いていて、最近特につらい…
でも、赤ちゃんがお乳を飲んでいる姿を見るのはかわいいし、授乳を無理やりやめさせるのはかわいそう…
と、お母さん自身の気持ちだけで授乳をやめてもいいのか、葛藤されている様子でした。
さらに、
赤ちゃんが添い乳で寝ているので、授乳をやめたらどうやって寝かしつけたらいいですか?
と、不安な様子でした。
お母さんになると、子どものお世話が第一優先になって、自分の気持ちはあと回しになってしまうことが多いですよね。
まずお母さんにお伝えしたことは、
母乳育児は、
母乳を飲んでくれる赤ちゃんがいる、
母乳を飲ませてくれるお母さんがいるから成り立っているんです。
だから、お母さんと赤ちゃんは対等な関係性なんです。
お母さんから授乳をやめてもOKなんですよ!
もう少しお母さんに安心してもらえたらいいなと思って、以下のこともお伝えしました。
ママ側からの断乳で心掛けてほしいポイント5つ☝
① ママが体力的・精神的につらいときは、ママからの断乳を考えましょうね!
② 赤ちゃんには、あらかじめお乳とは「バイバイ」することを伝えると、ママの表情や口調で気持ちは伝わります。
例:「〇〇になったら、お乳をやめようね~」など
③ 授乳に代わる寝かしつけ方として…
・絵本を読む・背中をトントンする・抱っこするなどの方法がありますよ。
④ ママ以外の人の協力があるともっと安心ですね!
例えば、パパに早く帰ってもらって、一緒に過ごしてもらうなど
⑤ 授乳をやめたら、赤ちゃんに栄養のあるおやつやごはんの量を増やしたり、今までよりも一緒に遊ぶ時間をつくると、赤ちゃんは安心します。
私は今まで、たくさんのお母さんと赤ちゃんの断乳・卒乳のケアに関わってきました。
赤ちゃんはお母さんが思っているよりとっても賢いです!
お母さんはまだ「いつ授乳をやめようかな?」と迷っておられるみたいでしたが、「必ずお母さんの中で今だ!という時が来ますから、待ってみましょうよ♪」とお伝えしました。
後日、相談を受けたお母さんから連絡がありました。
もうお乳をやめようと思います!やっと気持ちの整理が出来たんです。いざとなったら決められるものですね!
と晴れ晴れした声で話をしてくれたので、お母さんのスッキリした気持ちが感じれて、私までうれしくなりました♪
お母さんには、授乳をやめる具体的な方法をお伝えし、お母さんと赤ちゃんにとってぴったりの時期に無事、断乳されました。
ママの気持ちを優先して、お乳を飲むことをやめてくれた赤ちゃんには、お母さんは、お乳以外の方法で赤ちゃんに愛を伝えることが大切です!!
今まで以上に赤ちゃんを抱っこしたり、遊んだりしてくださいね♡
母乳育児は、お母さんと赤ちゃんにとってかけがえのないものです。
いろんなことに悩んだり、迷ったりしますよね。
些細なことでも大丈夫!悩まれたらお気軽にご相談くださいね。
※断乳の具体的な方法に関しても後日お伝えしますので、楽しみにしていてください♡
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