皆さん、こんにちは。
前回、「乳腺炎になってしまう原因や症状」についてご紹介しました。
今回は、乳腺炎の予防方法や、乳腺炎になってしまった時の過ごし方、悪化させないようにするポイントをご紹介します。
乳腺炎になると、突然、寒気や高熱などの様々な症状があらわれて、身体はとてもつらいですよね。
それでも、赤ちゃんの授乳やお世話もあって、なかなか休めないお母さんは泣きたい気持ちになります。
そんな乳腺炎にならないための予防方法や、乳腺炎の対策方法をぜひ読んでみてください。
乳腺炎を悪化させないためのポイント
前回のブログで、「乳腺炎が経過してしまうと発症する症状」をお伝えしました。
乳腺炎は、「うっ滞性乳腺炎」という乳腺炎から「感染性乳腺炎」という乳腺炎に、症状が進行していきます。
乳腺炎が「感染性乳腺炎」に移行しないために、一番大切なことは、
なるべく早くお乳のうっ滞を取り除く!
ことです。
そのためには、以下のことをしてください。
- 赤ちゃんにしっかりとお乳を飲んでもらいましょう。
- 早めに助産師さんのケアを受診しましょう。
- ケアを受診しても症状が改善しないときには、病院を受診し、お薬の力を借りるときもあります。
(授乳ができるお薬なのでご安心してくださいね。)
まずは赤ちゃんにお乳を吸ってもらって「うっ滞」を取り除くことが必要です。
また、早めのケアを受診して、乳腺炎の進行を抑える必要があります。
少しでも不安に感じたときには、お気軽にHanaへご相談ください♪
乳腺炎になったときの日々の過ごし方のコツ
◇お母さんができること◇
お母さんの身体は、自分が思っているより限界になっています。
こんな時は、頑張ってきた自分を認めて、周りの人に甘えてください💛
なので、
授乳は休まず、お母さんの体は休めてあげてね。
- 今まで頑張ってきた体を休ませてあげましょう。(お父さんやおばあちゃんに協力を)
- しっかり授乳し、赤ちゃんの力をかりましょう。(お乳のうっ滞をなくすため)
- 離乳食は減らしたり、お休みしても大丈夫です。
- 熱があって授乳がつらいときは、添い乳をしましょうね。
- 授乳できないときは搾乳をしましょう。
- 熱があるときは、なるべく消化のいいものを食べましょう。
- 赤ちゃんのお風呂は、誰かにお願いするか、お休みするようにしましょう。
◇ご家族の方ができること◇
ご家族のみなさんは、お母さんが乳腺炎になられたときは、お疲れ病だと思って、お母さんの身体をしっかり休ませてあげてください。
- 赤ちゃんの授乳以外のお世話をしましょう。
- 家事を手伝ってあげましょう。
- お近くの助産院や病院に連れて行ってくださいね。
◇赤ちゃんが出来る事◇
- しっかり赤ちゃんに、お乳を飲んでもらいましょう。
- お乳が痛いところに赤ちゃんの下あごが来るように、抱き方を工夫するのもいいですよ。
しかし、
赤ちゃんに飲んでもらいたくても、乳首をパッと話したり、引っ張ったりして、いつものように飲んでくれない…
というお母さんの声をよく聞きます。
乳腺炎になっているときのお乳は、味がしょっぱかったり苦かったりと、お乳が変化しています。
そんなときには、赤ちゃんが全身を使って、
出にくいお乳を出そうとしてくれていたり、「お乳が変だよ!」と教えてくれていたりする行動があります。
赤ちゃんって、すごいですよね!
赤ちゃん先生の力もぜひ借りましょう!!
※乳腺炎のときの母乳を飲んでも、赤ちゃんに何も害はありませんので、安心してください。
乳腺炎を予防するための4つのポイント
乳腺炎にならないための4つのポイントをお伝えします。
- 普段から、「お乳の状態」を感じるようにしましょう。 (しこりや出にくい乳管はないか、授乳のときに痛みはないか等)
- お乳に異変があったら、早めに助産師に相談してケアを受けましょう。
- 疲れをためないようにしましょう。 赤ちゃんと昼寝をしたり、時には家事を少しお休みしてくださいね☆
- バランスの取れた食事を心がけましょう。
※お乳のうっ滞が起こり経過が長すぎる、お母さんの体力が衰弱しているとき、乳腺炎になって経過が長すぎるときは、悪化して膿瘍になる場合があります。
☆お乳に異変を感じたときは、すぐに助産師のケアを受けてださい。
一人でも多くのお母さんと赤ちゃんが幸せになりますように💛
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